馬券 確率 統計 必勝法

転がしが成功する確率、馬券全通り買いで利益を狙えるケース、単勝馬券に増えつつある確率論最大の敵、競馬を確率で解体して必勝法を生み出そう

マーチンゲール法を競馬に適用させるには?

ギャンブルの世界には、マーチンゲール法と呼ばれるものがある。この言葉そのものは知らなくても、内容は知っている人も多いだろう。
マーチンゲールの法則は、2倍以上の配当だと的中した時点で確実にプラスになるのが特徴だ。

まず1レース目の投資金額を100円とする。負けた場合、次の2レース目では倍の200円を賭ける。ここで勝てば1レース目の負けも取り戻せる。もし負けた場合、また次の3レース目に倍にして400円賭ける。
当然いつかは当たる。当たるまでやる。

マーチンゲール法はギャンブルにおける必勝法である。
しかし、ルーレットやブラックジャック等、勝敗の確率が50%で、的中時の配当が200%のものでないと有効に働かない法則でもある。

競馬の場合、まず勝率からして50%ではない。
50%の勝負なら10回連続で負ける可能性は0.1%である。10回以内に、99.9%の確率で勝てる計算になる。
しかし、競馬は勝率50%ではない。14頭をもしランダムで選んだ場合、7%である。

それに、資金の問題もあるだろう。倍を繰り返していくと、2倍、4倍、8倍、16倍、32倍、64倍、128倍と、加速度的に必要な資金が増えていく。100円スタートで負け続け、11レース目にまで雪崩れ込んだ場合、必要な資金は102400円である。

後半で資金を大量に投じると、競馬の場合、オッズに変動が生まれる。人気がある馬という扱いになり、勝った時のリターンも減ってしまうのだ。このオッズの存在こそが競馬をマーチンゲール法に落とし込めない理由として強い。

マーチンゲール法はギャンブルでは基本的な知識として押さえておきたいが、競馬には応用が難しいというのが理解出来たと思う。しかし、この考え方こそ全てのギャンブルの基本となるので、常に競馬への適応の可能性を考え続けるのも必要だ。